最近は課題に追われる毎日です。
たった5分ほどの映像なのに、毎日深夜まで取り組んでいます。
作業の流れはだいたいこんな感じ。
1.タイムコードを合わせる(映像とソフトのタイムコードを揃えます)
2.映像を見ながら、息継ぎなどに合わせてスクリプト(台本)をざっくりと
区切る(ハコ切り)
3.2を参考にソフト上でハコを作る(スポッティング)
4.IN点(字幕の始まり)が正しいかチェックする(スポッティングチェック)
5.OUT点(字幕の終わり)が正しいかチェックする(スポッティングチェック)
6.カット変わりをチェックする(スポッティングチェック)
カット変わりとは字幕の出始めの前後、字幕が消える前後で
場面の切り替わりがあったら、見づらくないようにハコの調整をすることです。
ここまでは下準備といった感じで、翻訳の本番はここからです。
7.ハコの長さに合わせた文字数で日本語訳をする。
手順として書くと7番は一行で終わってしまうけど、えらい苦労します。
普通に訳すとだいたい文字数オーバーになるので、
制限内にどううまく収めるかでまず悩みます。
どう考えても全部乗せは無理だと、取捨択一をしたり、思い切って意訳にしたり…
他にも放送禁止用語はもちろん使用してはいけないし←いまだによく分かってない
常用漢字かどうか、ふりがなが必要か、ひらがなで書くか、うんこはダメでうんちはOKとか…
気にしなければならないこと、調べなければならないことが山ほどあります。
自分が日常生活で当たり前のように使っているからと、何の疑いもなく使用すると
「裏はとった?」とすかさず先生のつっこみが入ります。
使用しようとする言葉が日本で一般的に使われているかどうかを
新聞記事や雑誌、書籍の題名、公共のホームページなどを見て確認するのです。
ほんと、日本語ってむずかしい。。。
こんな風に四苦八苦しながら、仕事から帰ると毎日のようにパソコンに向かって
あーでもないこーでもないと悩むわけです。
でもパズルのピースをはめるように、ジャストフィットな訳ができると
すっごく気持ちいいです。
でね、毎回これが私の中の最大限の答えだーーー!!って課題提出するでしょ?
んまー、見事なくらいバッサバッサ切られますから(笑)
全然ジャストフィットしてないじゃんっ
失敗から学ぶ日々でございます。