やっとスタートラインに立った2日目の夜
👇前回の記事はこちら
とりあえず、通しで映画を見たあと
いよいよスポッティングの開始です。
※スポッティング
セリフに合わせて6秒以内のコマ(ハコ)に区切っていきます。
(そのハコの秒数に合わせてセリフを入力していきます)
それが…やってもやっても終わんねー
(最終的には1200くらいのハコになりました)
しかも、いきなりソフトが落ちること数回
最初は心臓飛び出るかと思うくらいビックリして
吐きそうになるくらい焦ったけど、
とりあえず毎回復元できることを知り、
油断してたところに事件が起こりました。
4日目の夜くらいだったかなー
夜中の3時くらいに、だんだん瞼が重くなり
キリがいいところでそろそろ寝るかなと思っていたら…
なんか触っちゃったんでしょうね…知らんけど。
悪夢過ぎて記憶がない(T_T)
なんかメッセージが出て、「はい」「いいえ」の
どっちをクリックしたのかも覚えてないけど
焦ったまま、どっちかを押したら
作業中のウィンドウが閉じてしまいました。
画面の前でしばしフリーズ😐
いやいや、きっと大丈夫。
今日の5時間分の作業がふいになるなんて
そんなご無体なことを神様がするはず…
したよねっ!!
寝る間も惜しんで必死こいてる私に!!
大人だけど、泣きましたww
なんでもっとマメに上書き保存しなかったのかと
自分自身に腹が立ち、更に泣けてくる(T_T)
でも、泣いてるヒマなんてない!!
それに、時間が経てば経つほど記憶も薄れるってんで
とりあえず、その日やった訳を片っ端から打ち込んでいきました。
本当は韓国語の原文(台本)と訳を両方入力してたのですが
とりあえず原文は後回し。
日本語訳だけを「うぉ〜〜りゃ〜〜〜
あたしはスパショに行きたいんじゃ〜〜」ってね。
終わったのは、4時過ぎだったかな?
ちょっとでも寝ようと思って横にはなったものの
全然寝れない。。。
結局、うとうとするくらいで、ほぼ寝れないまま朝が来て
それはそれはヒドイ顔で出勤する羽目になりました。
話は少し変わりまして、字幕翻訳には細かいルールが
たくさんあります。
それを説明するのは大変なので省きますが
今回の映画はそんなルールに則って対応しなければならない
アイテムが目白推しでした。
声に出して読むメール、画面に文字だけが映るメール、歌、
手紙、引用、看板、第2外国語、ラジオ、回想…等々。
更に、私の韓国語レベルには難しめの方言や四字熟語なんかもあったりして。
全部乗せかよ?(。-∀-)
訳のひとつひとつに時間がかかってしまい、思うように進まない。
一応、1日ごとの計画というか、ここまでは終わらせたいみたいな
目標を立ててはいたけど、全然計画通りに行かないもんだから
先が読めず、もしかしたらスパショ無理かもなーと思い始めました。
一緒に行く予定のヒョクペンチングにも事情を話し、
ホテルやエアは私が手配していたので、控え等のメールを転送し
コンサートの電子チケも私が親だったので分配も済ませておきました。
とにかくギリギリまで分からない状況だったのです。
ああ、ドラえもん助けて〜ㅎㅎㅎ
こんな時ドラえもんがいたら、
何の道具を出してもらおうかとか考え出す始末。
一応、参考までに申し上げますと
“翻訳こんにゃく”からの“眠くならない薬”という結論に至りました。
小人ばこもいいかなと思いましたが、小人さんは当てにならないので。
(あ、この妄想をする時はドラえもんと四次元ポケットはNGにしてます)
んなこと、言ってる場合じゃなくてーーー
悩んだ挙句、私は最終秘密兵器を使いました。
テレレレッテレーーーー
「有〜休〜」
はーい、まさか貴重な有休をノーギャラの仕事に使うとはね。
でもそれもこれもスパショに行くためだから。
丸一日でどれほど挽回できたのか
果たして、スパショ福岡には行けたのか…
つづくー